水道管検査
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鉛給水管の取替え・水質調査
最近の給水工事では鉛管は使われませんが、昭和57年以前の給水管には鉛管が使用されている可能性があります。
水道水が鉛管の中に滞留した場合、微量ではありますが鉛が水道水に溶出することがありますので飲み水としては使用できません。
工事そのものに関しては、市の水道局からの依頼になりますので、当社では一般のお客様へ、給水管・水質の調査を行っております。
鉛給水管について
■鉛の溶出
「生涯にわたって毎日飲み続けても、日本人の健康には問題ないもの」として国が定めていますが、給水管に鉛管が使用されている場合、水道水に鉛が溶出する可能性があります。
通常は安心してご使用いただけますが、水道管内に水道水が長時間滞留した場合、基準値を超えて鉛が溶け出す場合があります。
念のため、長期間留守にしたときや朝一番の水については、バケツ一杯分ぐらいの水を雑用水にするなど、飲用以外にお使いいただくことをおすすめします。
鉛給水管Q&A
Q1. 鉛給水管の鉛が人体におよぼす影響は?
鉛の健康への影響は、鉛の濃度が高くなると神経系の障害や食欲不振などの中毒症状をおこすと言われています。
WHO(世界保健機関)ガイドラインでは、体重5kgの乳児が1日0.75リットルの飲料水を摂取するとした場合の影響を考え、0.01㎎/リットル以下としています。
厚生労働省の水質基準に関する省令(平成15年4月1日施行)も同様です。
Q2. 鉛給水管を使用している場合、毎日飲んでも大丈夫?
現在の水質基準(0.01㎎/リットル)は、毎日飲んでも日本人の健康に影響がない基準値として定められていますので問題はありません。
Q3. 鉛給水管の水質基準は?
平成4年にそれまでの0.1㎎/リットル以下から0.05㎎/リットル以下に改正されました。
また、平成15年4月1日から、より一層水道水からの鉛の低減化を推進するため0.01㎎/リットル以下に強化されました。
Q4. なぜ水質基準をさらに強化するのでしょうか?
現在も安全ですが、国民の「安全」ということに対して関心の高まりの中で、鉛は蓄積性があるので長期的に、より安全性を高める観点から低減化に努めるということからです。
Q5. 鉛を摂取した場合、特に乳幼児に影響があると聞いていますが・・。
鉛の慢性毒性として、乳幼児、6才までの子ども、胎児および妊婦は健康影響(特に中枢神経系)の感受性が最も高く、長期的に多量摂取すると子どもの視覚、聴覚、動作能力が低くなると言われています。
Q6. 実際に鉛管を取替えるには?
尼崎市水道局へお問い合わせください。
本来、鉛給水管は個人所有のため、取替えの費用各個人様のご負担となります。